「メルマガの効果は本当にあるのか?」という疑問を抱いている方々も、マーケティング担当者の中には多いのではないでしょうか。
確かに、最近はTikTockやインスタグラムなどSNSの台頭によって、メルマガの効果に疑問を抱く声が増えています。
しかし、依然としてメルマガは有効なマーケティング手法として機能しています。
この記事では、メルマガの効果について詳しく解説します。
また、メルマガを最大限活用している企業を参考にしつつ、メルマガのメリットや効果を高めるためのポイントも紹介します。
メルマガを始めるかどうか迷っている方や、既にメルマガを活用している方でさらなる効果を出したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
メルマガとは
メルマガとは、Eメールを通して自社の情報を定期的に配信するマーケティング手法です。
最新のニュース、特典、プロモーション、トレンド情報などをお届けすることで、ターゲットオーディエンスとのつながりを深められるだけでなく、ブランドの認知度向上にも貢献します。
受け取る側にとっては、関心のある情報を手軽に楽しむことができる便利なツールです。
メルマガ配信の効果
メルマガ配信には様々な効果がありますが、ここでは代表的なメリットについて3つ紹介します。
顧客獲得への貢献
メルマガ配信は顧客の獲得に直結する効果があります。定期的に情報を発信するため、ユーザーとの長期間にわたるコミュニケーション関係を構築できるからです。
マイボイスコム株式会社の調査によると、約30%の人が「メルマガを読んだことがきっかけで商品・サービスを購入・利用した」と回答しました。
この結果からもわかるように、メルマガは顧客の購買行動に大きな影響を与えることができます。
メルマガを通じて提供される情報や特典が顧客の関心を引き、商品やサービスへの購買意欲を高めるのです。
ブランド認知度の向上
メルマガは定期的に配信されるため、ユーザーに企業やブランドの存在をリマインドさせる役割を果たします。
ユーザーはメルマガを受け取ることで、ブランド名やロゴ、キャンペーンなどの視覚的な情報からブランドを認識します。
ユーザーに対して、定期的にブランド認識の機会を与えることで、ユーザーの心の中で企業やブランドの存在感をアピールことも繋がります。
ブランド認知度が高まれば、ユーザーが必要な時に「メルマガで言及されていた商品を試してみるか」と思う可能性も高くなります。
それによって、新たなコンバージョンが生まれる可能性も高まるでしょう。
顧客ロイヤリティの向上
メルマガを通じて質の高い情報や専門知識、トレンド情報などを提供することで、ユーザーは企業の価値を認識し、そのブランドに対してより忠誠心を持つようになります。
ブランドに忠実な顧客は継続的な購買行動を起こし、リピート購入率を高めることができます。
また、口コミや推薦によって新たな顧客を獲得する可能性も高まります。
メルマガを活用している成功事例
次に紹介するのは、メルマガを効果的に活用することで、顧客の関心や信頼を獲得し、購買行動やビジネスの成果につなげることに成功した事例です。
メルマガの具体的な活用法をイメージするために2つ紹介します。
事例1|北欧、暮らしの道具店
「北欧、暮らしの道具店」では、新商品やSALE、キャンペーンのお知らせ、販売スタッフのおすすめ情報などをのコンテンツをメルマガで配信しています。
メルマガを活用して会員限定の特典情報やコンテンツを提供することで、熱心な顧客が限定情報を求めてメルマガに登録しているようです。
また、会員特典を通じて顧客ロイヤリティが高まり、メルマガを通じた購買行動も促進されました。
事例2|住信SBIネット銀行
ネットバンキングの大手である住信SBIネット銀行は、メルマガを通じて専門的な知識や業界トレンドの情報を提供しています。
社債や保険といった専門性のある情報や実践的なアドバイスなどのコンテンツを配信し、読者に有益な情報を提供しています。
これにより、専門知識を求める読者が増え、メルマガを通じて企業の専門性や信頼性が高まりました。
メルマガ配信のデメリット
一方で、メルマガ配信のデメリットには以下の点があります。
開封されないメールが多い
メルマガを配信しても、実際に開封される数は必ずしも多くありません。
ユーザーが多忙であったり、メールのタイトルや内容に興味を持てなかったりすると、開封されない可能性があるからです。
そのため、メルマガの効果を最大限に引き出すためには、魅力的なタイトルやコンテンツを作り、ユーザーの関心を引く工夫が必要です。
ツールを使わないと管理が大変
メルマガ配信には、配信リストの管理や配信スケジュールの設定、開封率やクリック率の分析など、多くの作業が必要です。
これらの作業を手動で行うと、時間と手間がかかりますし、ミスのリスクも高まります。
そのため、専用のツールやシステムを活用することで、効率的にメルマガの管理を行うことが求められます。
デメリットの回避方法
メルマガ配信にはデメリットも存在しますが、これらは適切な対策や工夫によって克服できるものです。
ここでは、デメリットを回避する2つの方法について紹介します。
開封されやすい方法
メールの開封率を高めるためには、ターゲットユーザーが最もアクティブな曜日・時間帯を狙いましょう。
ビジネスマンならば平日の午後8時から10時。企業のメール担当者ならば勤務日の午前中に当たります。
ユーザーに好んで読まれやすい曜日や時間に配信期間を設定することで、メールが開封される可能性を高めることができます。
MAツールを利用する
メルマガを効率的に管理したいのならば、MA(マーケティング・オートメーション)ツールも活用が欠かせません。
配信リストの管理や配信スケジュールの設定を自動化することで、手間と時間を節約できます。
さらに、データ分析ツールを導入することで、開封率やクリック率の分析を効率的に行うことができます。
まとめ
今回は、マーケティングにおけるメルマガの有効性について解説しました。
メルマガ配信には顧客獲得への貢献、ブランド認知度の向上、顧客ロイヤリティの向上という3つの効果があります。
また、、適切な対策や工夫によってメルマガ配信におけるデメリットを回避することができます。
メルマガを始めるかどうか迷っている方や既に活用している方は、この記事を参考にしてください。