【心を動かす】動画で伝えるブランディング

多くの企業では、ブランディングツールとして、ウェブサイトや冊子などを制作していると思います。ウェブサイトや冊子は、ブランディングイメージを伝え、さらに事業内容や製品の紹介などを詳しく説明するのにはうってつけです。

ですが、さらに多くの人へもっとエモーショナルなイメージを伝えることで、潜在的なイメージを持ってもらいたいと考えたとき、ブランディング動画は大変効果的です。

今や多くの企業がWEBサイトやSNS上でも動画を活用しています。

動画のチカラ

テレビを見る代わりにスマホでYouTubeや動画配信を見ることは、多くの方の当たり前のようになっている現在、ユーザーにとって簡単に楽しんで見ることができる動画は、ユーザーにとっても受け入れやすいという利点があります。

さらに昨今のコロナ禍の影響により、オンラインで簡単に見られる動画の需要はますます高まり、動画を軸にしたアプローチは、今後も企業や試品・サービスなどさまざまなブランディング施策における潮流となっていくと考えられます。

なぜ、動画には多くの人を惹きつける力があるのか?
それは、動画の情報量は圧倒的に多いからと考えられます。

1分間の動画には、180万語に相当する情報量があると言われています。この数はWebページに換算すると3600ページに相当します。

さらに動画には、より人の感性に直接働きかける効果もあります。
例えば、キンキンに冷えたビールの写真は、お酒が好きな人にとって魅力的に見えるでしょう。
ですが、ビールが冷えたグラスにトクトクと注がれる音、シュワシュワと炭酸が弾け、ゴクゴクと喉を鳴らして飲む人の喉の様子を想像してみてください。
その変化を見せる動画は、写真よりも圧倒的に多くの情報を人間の五感に訴えかけ、人の心を動かすことが非常に優れています。まさにそれが動画の持つチカラなのです。

ブランディングに欠かせない動画

皆さんにも子供の頃に見て、いまだに鮮明に覚えているCMが少なからずあると思います。
そのCMの世界観や、統一されたキービジュアルやトーン&マナーがイメージとして刷り込まれているのです。それは一度定着すると強く記憶に残ります。
それこそがブランディングの目的であり、それを利用することで顧客の購買意欲の促進につながります。

さらに動画はリアリティがある事実を伝えるだけでなく、イラストやアニメーションといった手法を使って、実写では表現できないような内容や夢のあるブランドストーリーを伝えることも可能です。
そういった特性を活かしたブランディング動画は、トークのうまいセールスパーソンよりも多くの働きをしてくれる可能性があります。

多くの企業がそういったブランディング動画を作りたいと思うことは必然と言えるでしょう。

動画を作る上での注意点

実際に効果的な動画を作るには、どんなポイントがあるのでしょうか?

まずは、動画の目的と視聴者がどんな感想を持つか考えることが必要です。社内で議論を重ね、「誰に届けたいのか、何を伝えたいのか」という共通の認識をつくっておく必要があります。

ここでは、「3W1H」のメソッドをベースに考えてみましょう。

「WHY」-なぜ動画を作るか

先に述べたとおり、動画を作る目的を明確にします。今解決すべき問題は何なのか、という観点から考えてみると良いかもしれません。
新規顧客の獲得も採用PRも…と複数の目的がある場合は、達成すべき目的は何なのか優先順位をはっきりとさせることも重要です。

「WHO」-誰がターゲットか

動画を見て欲しい人がどんな人か、どんな悩みや希望を持っているのか、そいうったペルソナを絞り込むことが必要です。全ての人にまんべんなく伝えたいと思って作ってみたものの、メッセージ性が薄くなってしまっては、伝えたいことも伝わりません。
徹底的に考えることで、ターゲットの心の届くものが見えてくると思います。

「WHAT」-何を伝えるか

動画において最も伝えたいポイントとは、そのブランドの核となるメッセージにあると思います。ブランドのストーリーが定まっていない時は、新たに定義してみることでメッセージが浮かび上がるでしょう。
それが「WHY」「WHO」と照らし合わせ、目的達成につながるか、ターゲットに伝わるかも考えましょう。

「HOW」-どのように伝えるか

固まった「WHY」「WHO」「WHAT」を踏まえて、ようやくどういった表現にするかを考えます。先の「WHY」「WHO」「WHAT」が固まらないうちに「とにかくかっこいい動画に」などの議論を始めてしまうと、結果的にターゲットに伝わらず、何を言いたいのかよくわからないといったものになってしまいます。

さらに、動画では「2W」を付け加えた展開が必要とされます。

「WOW」-驚き・感動があるか

心を動かす動画には「WOW」の要素が必要です。動画だからこそ頭ではなく心に働きかける驚きや感動を表現できます。
どんなにロジカルな説明よりも感覚的に訴えた方が人々の心に残るからです。

「WHERE」-どこで見せるか

作った動画をどのようにターゲットに届けるかを考えます。多くのメディアがありますが、1つの動画のままいろんなメディアに展開できるとは限りません。例えばSNSにしても、FacebookとInstagramに適した動画では見られる時間が違ったり、ユーザーの特性も違うでしょう。
それぞれのメディアの特性を理解し、思い描くターゲットに伝わる方法を考えることが必要です。

まとめ

動画は様々なシーンでの活用ができる大変有用なブランディングツールです。

YouTubeのような動画プラットフォームからWebサイトへ展開することや、セミナーのオープニングなどに活用したり、オンライン・オフラインに限らず上手く展開していくことができます。

ユーザーの心を動かすようなブランディング動画をぜひ作ってみたいと思いませんか?

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