【 知っておくと得をする!】深層心理に作用するカラーブランディングの重要性

カラーブランディングとは?

カラーブランディングとは、色彩心理学などを用いて企業や商品の価値を高めるブランド戦略です。企業においてカラーブランティングは、その企業の特色やイメージ・顧客の購買意欲にまで効能があると言われており、企業イメージを高めるための肝と言っても過言ではありません。
企業理念や信念などを伝えるためのCI(コーポレート・アイデンティティ)などにもカラーブランディングは利用されています。

色彩心理学から見るカラーブランディング

キーワード:情熱・活力・エネルギー・怒り・危険

生命力やパワーを彷彿させる色なので、リーダーシップや活動的なイメージを与えるのに有用です。また、血や肉、果実のイメージからも食欲などを促進させるという効果もあります。
さらに、赤い光などにあたると交感神経に作用し脈拍が高くなり血流が良くなる為、暖かさをより感じるようになると言われています。赤系統のカラーが「暖色」と言われる所以です。
一方で、とても自己主張が強いカラーなので、危険を知らせるために信号機や消化器など注意を引かせる物にも扱われます。

キーワード:鎮静・冷静・信頼・自立・悲壮

誠実さや落ち着きを連想させる色なので、製品の信頼性や精密性をイメージさせることができます。機械や情報処理やネットワークに関するメーカーや銀行や公的機関などに多く扱われているのはそのためです。
一方で、脳の鎮静を促すセロトニンを分泌させる作用があることから、食欲の減退に影響を与えます。その為、飲食・食品関係にはあまり使われることはありませんが、冷感を与えるいわゆる「寒色」ですので、夏の食品のアピールに関しては多用されています。

キーワード:自然・調和・成長・安らぎ・受動的

バランスや安定を起想させる色なので、自然・エコロジーなイメージを与えます。また、すくすくと育つ草木の色から、成長や健康を印象付けることができます。「暖色」と「寒色」の間の「中間色」の中で最も刺激が少ないカラーなので、その為に心身をリラックスさせる効果があると言われています。
一方で、マイペースで保守的な印象も与えるカラーでもあります。

その他、「黄色:輝き・希望・ユーモア」「紫:神秘・癒し・感性」「黒:威厳・格調・不変」などそれぞれのカラーには多くのイメージキーワードがあります。

キーカラーに付随する配色

メインとなる基本の色「キーカラー」が決まっている場合、それに付随した配色展開を考えておくことも重要です。配色展開には多種多様な組み合わせがあり、その組み合わせによっても与える印象を変えることができます。CIなどを作る際は、その配色展開のパターンも考えておく必要があるでしょう。それもカラーブランディングの役目です。

配色展開の考え方

キーカラーに付随した配色と言っても、決まりがあるわけではありませんが、大きく12色で構成された色相環を参考にしても良いでしょう。
隣接する色同士の組み合わせであれば、カラートーンが馴染むのでより統一感が増しますし、逆に色相環の一番遠いカラー同士、いわゆる「補色」の配色では、よりダイナミックな表現になります。

配色の色数は、キーカラーに多くてもプラス3色くらいが良いでしょう。その配色によって与える印象が変わってくるかと思います。

配色によるイメージの違い

まとめ

それぞれの色の特徴を生かしたカラーブランディングで理念や印象を伝えることは、顧客の理解を深めるとともに、企業イメージを定着させる戦略に欠かせないものではないでしょうか?
それはCIだけに留まらず、個々の製品やサービス、それを案内するカタログなどにおいても活用できるティップスとなります。カラーブランディングを念頭においてビジネスに活用してみましょう。

弊社では、カラーブランディングに配慮したカタログ制作を行っております。

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