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パンくずリストとは?
パンくずリストとは、Webサイト内のディレクトリ構造の位置を明確にするハイパーリンクのリストを指します。文章で説明させれても、、、という方もWeb上に表示されている下記のような表記は見たことがあるかと思います。
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これをパンくずリストと言います。Web制作者は、最初にどういうディレクトリ構造で構築するかを設計します。想定する訪問者(ペルソナ)の行動を予測し、その興味・関心度合いに応じて、ディレクリ構造を考えます。
一方、訪問者目線で見れば自然検索(SEO)で訪れた場合、 「パンくずリスト」がなければ、ディレクトリ内のどこにいるかは分かりません。 訪問者の興味・関心に応じた検索キーワードによって、着地するページが異なるからです。
Webページの構成と、訪問者の興味・関心度合いは下記のよう表せます。
大項目 >> 中項目 >> 小項目

このように、訪問者がディレクトリ内のどこにたどり着いて、どういうディレクトリ構成になっているかを表すために「パンくずリスト」が使われます。
この「パンくずリスト」は、童謡「ヘンゼルとグレーテル」で主人公が迷子にならないために、辿った道にパンくずを巻いて歩いたことが由来しています。
Webディレクトリ上で現在位置を見失うことがないようにということから「パンくずリスト( Breadcrumbs )」と呼ばれています。

パンくずリストのメリット
パンくずリストには、大きく2つの効果があります。それぞれ訪問者(利用者)とサイト管理者にとってのメリットになります。
①訪問者のメリット:ユーザビリティの向上
前述したように「パンくずリスト」は、サイト内のどこのディレクトリに位置しているかが分かるようになるため、訪問者のユーザビリティが向上します。
②サイト管理者のメリット:SEO効果
「パンくずリスト」は、検索エンジンにサイト内のディレクトリ構造を伝えることができること、またアンカーテキスト(リンク付きテキスト)を埋め込めるため、内部リンクも増やせることから、SEOに効果があるとされています。
Googleの「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」でも「パンくずリスト」の使用を推奨しています。
実際に効果があったパンくずリストのSEO順位の推移
では、この「パンくずリスト」がSEO対策に本当に効果があるのか否かをデジタルドロップのWebサイトを例に見てみたいと思います。
弊社、デジタルドロップのWebサイトですが、2020年2月10日にリニューアルしました。その際に新規に作成したページ(導入事例制作)のSEOランキングの推移を時系列で見ていきましょう。
2020年2月10日 Webサイトリニューアル、導入事例ページを新規に作成
2020年2月16日 内部対策、コンテンツ対策のみでSEOランキング 30位
~ しばらく30位前後をさまよい続ける ~
2020年3月22日 「パンくずリスト」を設置 SEOランキング29位
2020年3月25日 「パンくずリスト」を設置から3日後。SEOランキング14位
実際のデータは下記になります。

また、「パンくずリスト」を設置すると検索画面にもそのディレクトリ構造が表示されます。

まとめ
「パンくずリスト」はSEOに効果アリ!
実例ですが、「パンくずリスト」の設置から3日間で、29位→14位 (+15)の効果がありました。まだ設置していないサイトがあれば試してみるのもいいかと思います。蛇足ですが、何か施策をする前に結果を可視化できる仕組みは作っておきましょう。
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