最近、AIの進化が著しく、Google検索のあり方も変わりつつあります。『SEOはもう終わった(オワコン)』という声を耳にしませんか?
もしかすると、あなたは多忙な中で外部パートナー(外注先)と連携して成果を最大化させようとする際、「本当にSEOに投資し続けるべきか?」「広告や他の施策に予算を振り分けるべきでは?」と不安に感じていらっしゃるかもしれません。
その不安、よく分かります。しかし、結論から申し上げます。その『SEOオワコン説』は、AI時代の“誤解”に過ぎない可能性が非常に高いです。
この記事では、まず「SEOオワコン」論がなぜ今これほど活発に語られるのか、その背景を整理します。その上で、AI時代だからこそ、BtoBマーケティングにおいてSEOが「古い・意味ない」どころか、むしろ重要性を増している理由を論理的に解説します。
- SEO オワコン説が再燃する構造(アルゴリズム変動・AI検索の影響)
- ゼロクリック検索の定義とサイト流入へのリスク
- E-E-A-Tの構成要素(経験・専門性・権威性・信頼性)
- 本質的SEOと旧来テクニック型SEOの境界
目次
- 1 「SEOオワコン」論が再燃する理由
- 2 SEOが「オワコンではない」5つの根拠
- 3 AI時代に取り組むべき「新しいSEO戦略」4選
- 4 SEOならデジタルドロップへ
- 5 よくあるご質問(Q&A)
- 5.1 今からSEO対策を始めて、成果が出る(売上につながる)まで、どれくらいの期間と予算を見込むべきですか?
- 5.2 SEOは時間がかかるなら、即効性のあるリスティング広告(PPC)だけにお金をかけた方が合理的ではありませんか?
- 5.3 AI(ChatGPTなど)でコンテンツを量産すれば、SEOは楽になりますか? Googleからペナルティを受けませんか?
- 5.4 BtoBマーケティングにおいて、SEOとSNS(XやLinkedInなど)は、結局どちらを優先すべきですか?
- 5.5 SGE(AIによる検索結果の要約)に自社サイトの情報が引用されず、競合ばかり出てきます。どう対策すれば良いですか?
- 5.6 「新しいSEO」に対応できる、本当に信頼できる外注先(SEO会社)は、どうやって見分ければよいですか?
- 5.7 すでにGoogleのアップデートで順位が大幅に下落しました。ここから立て直しは「オワコン」並みに難しいですか?
- 6 SEOはオワコンではないまとめ
「SEOオワコン」論が再燃する理由
SEOの「オワコン説」や「意味ない説」は、実はアルゴリズムが大きく変動するたびに(過去にも何度も)ささやかれてきたテーマです。しかし、ここ最近の議論は、これまでとは少し質が異なります。
読者の皆さまが感じている不安や疑問は、主に以下の3つの大きな変化に起因していると考えられます。
要因1:AI検索(SGE)の登場による影響
最も大きな変化は、Googleが検索結果に生成AIによる回答(SGE)を表示し始めたことです。
ユーザーが何かを検索すると、従来のWebサイトリンク一覧の上に、AIが生成した「回答の要約」が表示されるようになりました。これにより、「ユーザーはAIの回答だけで満足してしまい、個別のWebサイトをクリックしなくなるのではないか?」という懸念が広がっています。
これが、いわゆる「ゼロクリック検索(Zero-Click Search)」の加速です。検索結果画面で情報収集が完結してしまい、サイトへのトラフィックが激減するのではないか、という不安です。そうなれば、SEOで上位表示を目指す意味自体が薄れてしまいます。
要因2:情報収集チャネルの多様化
二つ目の要因は、ユーザーの情報収集行動の変化です。
かつては「調べ物=Google検索」が当たり前でしたが、今は違います。特に若年層を中心に、X(旧Twitter)やInstagramといったSNSでリアルタイムの情報を探したり、YouTubeでノウハウを動画で学んだりすることが一般化しました。
BtoB領域においても、業界特化型のコミュニティやLinkedInなどで情報を得るケースも増えています。「Google検索自体の利用が減っているのではないか?」という印象が広がり、「検索エンジン」を対象とするSEOの価値が相対的に低下しているように感じられるのです。
要因3:アルゴリズム高度化とSEOコストの増加
三つ目の要因は、SEO対策そのものの難易度とコストの上昇です。
かつて(10年以上前)は、「特定のキーワードを記事内に詰め込む」「外部サイトからのリンク(被リンク)を大量に購入する」といった、ある種の”テクニック”で検索順位を操作することが可能でした。
しかし、現在のGoogleアルゴリズムは非常に高度化しています。AIの導入により、コンテンツの文脈や品質、サイトの信頼性を深く理解できるようになりました。
その結果、
- 小手先のテクニックは完全に通用しなくなった。
- 検索上位を獲得するには、ユーザーの課題を本質的に解決する「高品質なコンテンツ」を継続的に作成する必要がある。
- サイトの表示速度改善やセキュリティ対策(技術的SEO)も高度なレベルで求められる。
これらに対応するには、専門知識を持つ人材(社内または外注)のリソースと相応のコストがかかります。「そこまで投資しても、AIにトラフィックを奪われるなら割に合わないのでは?」という疑念が、「SEOオワコン」論を後押ししているのです。
SEOが「オワコンではない」5つの根拠

さて、ここまで「オワコン説」が流布する背景をご説明しました。これらの懸念は、どれも一理あります。
しかし、私たちはプロのSEO専門家として、これらの変化を踏まえた上で、「SEOはオワコンではない。むしろ、本質的なマーケティング活動として重要度を増している」と断言します。
BtoBマーケティングの外注を検討されている貴社にこそ知っていただきたい、その論理的な理由を5つ挙げます。
理由1:AIは信頼できる情報源を必要とする
これがAI時代におけるSEOの核となる考え方です。
SGEのような生成AIは、ゼロから答えを「創造」しているのではありません。インターネット上に存在する膨大なWebサイトの情報を「参照」し、それを「要約・再構成」して回答を生成しています。
ここで重要なのは、AIが何を「信頼できる情報源」として参照するか、です。
もしAIが不正確な情報や古い情報を参照すれば、AIの回答自体の信頼性が失墜します。Googleはそれを最も恐れています。そのためAIは、より専門性が高く、権威があり、信頼できる(=E-E-A-Tの高い)サイトの情報を優先的に参照するように設計されていきます。
つまり、今後のSEOとは、「AIに“先生”として参照される、信頼できる一次情報を提供する活動」へと進化するのです。これは「LLMO(大規模言語モデル最適化)」とも呼ばれ始めていますが、本質はSEOそのものです。AIに引用されることで、貴社の専門性やブランド名が検索結果の最上位(AIの回答内)に表示される機会が増えるのです。
理由2:Cookieレス時代におけるオーガニック流入の資産価値
マーケティング担当者であれば既にご存知の通り、世界的にプライバシー保護の機運が高まり、サードパーティCookieの利用が厳しく制限されています。
これにより、これまでBtoBマーケティングでも多用されてきたリターゲティング広告や、詳細なオーディエンスターゲティング広告の精度は低下し、CPA(顧客獲得単価)の高騰が予測されています。
広告が「フロー型(費用を投じ続けないと効果が止まる)」の施策であるのに対し、SEOは「ストック型(積み上げ型)」の施策です。
一度作成した高品質なコンテンツが検索上位に表示されれば、それは広告費をかけずとも中長期的に見込み客を呼び込み続ける「デジタル資産」となります。
広告の効率が不透明になる時代だからこそ、自社でコントロール可能かつ持続的な集客チャネルであるオーガニック流入(SEO)の価値は、ROI(投資対効果)の観点からも相対的に高まっているのです。
理由3:BtoBにおける能動的な課題解決ニーズの持続
情報収集チャネルが多様化しても、BtoBにおける購買行動の「本質」は変わりません。
BtoBの購買担当者(それは貴社のお客様であり、もしかすると貴社自身かもしれません)は、業務上の課題に直面した際、非常に「能動的」に情報を探索します。
「〇〇(課題) 解決策」「〇〇 比較」「〇〇 事例」「〇〇 価格」
こうした明確な意図を持った検索行動は、SNSの受動的な情報収集や、AIとの漠然とした対話では代替されません。彼らは、自らの課題を解決するために、複数の専門的な情報源を比較・検討したいのです。
この「能動的に検索し、比較検討する」という行動がある限り、検索結果の上位に貴社のソリューションが提示されることの価値は、決してなくなりません。
理由4:AIが答えにくい検索ニーズの存在
AI(SGE)は、事実(Fact)に基づいた「〇〇とは何か?」という質問に答えるのは得意です。しかし、AIには答えにくい、あるいは答えられない検索クエリ(検索語句)が多数存在します。
例えば、以下のような検索です。
- 貴社独自の「経験」や「見解」:
- 「(貴社の業界)における最新トレンド分析」
- 「(貴社の製品)を使った具体的な導入事例」
- 信頼性に基づく詳細な「比較」:
- 「AサービスとBサービスの詳細な機能比較レポート」
- 最新の「一次情報」:
- 「本日発表された〇〇に関する業界への影響(貴社独自の考察)」
これらは、貴社が持つ「経験(Experience)」や「専門性(Expertise)」そのものであり、AIが自動生成できる情報ではありません。
むしろ、AIが簡単な質問に答えてくれるようになったことで、ユーザーはより深く、専門的な情報を求めて検索するようになります。こうした検索こそが、貴社の見込み客となる「質の高いトラフィック」であり、これからのSEOの主戦場となります。
理由5:古いSEOはオワコン、本質的SEOは進化している
私たちが「SEOはオワコンではない」と主張する最後の理由は、これが最も重要かもしれません。
確かに、「オワコン」になったSEOは存在します。それは、
- キーワードを不自然に詰め込む
- 質の低い被リンクを買い集める
- 内容の薄いページを量産する
といった、「検索エンジンを騙そうとする小手先のテクニック論」です。これらはAIの進化によって完全に見抜かれ、通用しなくなりました。これが「終わった」のです。
一方で、
- ユーザーの検索意図を深く理解し、
- その課題を本質的に解決する、
- 専門性と信頼性の高い情報(コンテンツ)を提供し、
- 快適なサイト体験(UX)を実現する
という活動、すなわち「本質的なマーケティング活動」としてのSEOは、その重要性を一層高めています。
Googleの目的は、いつの時代も「ユーザーに最適な答えを届けること」です。その目的に最も貢献するサイトが評価されるという原則は、AI時代になっても何ら変わりません。
AI時代に取り組むべき「新しいSEO戦略」4選

では、「SEOはオワコンではない」と理解した上で、具体的にどのような戦略を取るべきでしょうか?
特に、施策を外注パートナーと進めることを検討されているマーケターの皆様にとって、「パートナーに何を依頼し、自社(貴社)は何をすべきか」は重要なポイントです。
AI時代に求められる「新しいSEO」の戦略を、従来の「古いSEO」との対比で4つご紹介します。
【新しい戦略1】E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の確立
- 【古いSEO】: キーワード出現率の調整 / 外部からの被リンクの「数」の獲得
- 【新しいSEO】: 貴社独自の「経験(Experience)」と「専門性(Expertise)」の明示
Googleは、コンテンツの品質を評価する基準として「E-E-A-T」を掲げています。
- Experience(経験): コンテンツ制作者がそのテーマについて実体験を持っているか
- Expertise(専門性): そのテーマにおける専門知識を持っているか
- Authoritativeness(権威性): その分野の第一人者として認められているか
- Trustworthiness(信頼性): サイトや情報が信頼できるか
AI時代、特に「経験(Experience)」は、AIには生成できない最も重要な要素となります。
何をすべきか
貴社(外注元)が持つ独自の知見、業界インサイト、顧客の成功事例、製品開発の裏側といった「一次情報」こそが、SEOコンテンツの核となります。
外注先との役割分担
- 外注先(パートナー):
- 検索キーワードの分析、競合調査。
- E-E-A-Tを効果的に伝えるためのコンテンツ構成案(骨子)の作成。
- SEOに最適化されたライティングと編集。
- 自社(貴社):
- コンテンツの「中身(専門性・経験)」の提供。
- 社内の専門家(営業、開発、カスタマーサクセス等)へのヒアリング協力。
- 最終的な情報のファクトチェック(監修)。
丸投げでは成果につながりません。外注先はSEOの「型」を作るプロですが、中身の「専門性」は貴社にしかありません。この協業体制こそが、AI時代に勝つための鍵です。
【新しい戦略2】ユーザー体験(UX)と技術的基盤の最適化
- 【古いSEO】: とにかくページ(記事)を増やすことだけを考える
- 【新しいSEO】: サイト全体の「使いやすさ」と「信頼性」の担保
ユーザーがサイトを訪れたときに、「ページ表示が遅い」「スマホで見づらい」「どこに情報があるか分からない」と感じれば、即座に離脱してしまいます。これは検索エンジンからの評価(UX:ユーザー体験)を著しく下げる要因となります。
何をすべきか
- Core Web Vitals(コアウェブバイタル): サイトの表示速度、応答性、レイアウトの安定性といった指標の改善。
- モバイルフレンドリー: スマートフォンでの閲覧に最適化されていること。
- サイト構造(情報アーキテクチャ): ユーザーが迷わずに目的の情報にたどり着ける、分かりやすいサイト構造(カテゴリ分類や内部リンク設計)にすること。
- HTTPS: サイト全体が暗号化通信(SSL)に対応し、安全であること。
外注先との役割分担
- 外注先(パートナー):
- テクニカルSEOの監査(サイト診断)。
- 具体的な改善箇所の特定と、優先順位付け。
- サイト改修の実装、または貴社開発チームへの具体的な指示書作成。
- 自社(貴社):
- 改善の必要性を理解し、必要なリソース(開発予算や工数)を確保すること。
この領域は専門知識が必須です。信頼できるパートナーにサイトの「健康診断」を定期的に依頼し、技術的な基盤を常に最新の状態に保つことが重要です。
【新しい戦略3】SEOをマーケティング戦略全体に組み込む
- 【古いSEO】: 検索順位を上げること(PV獲得)がゴール
- 【新しいSEO】: SEOで獲得したリードを「ビジネス成果」に繋げる設計
SEOの目的は、検索順位を上げることではありません。貴社のビジネス課題を解決すること(=見込み客を獲得し、最終的に売上に貢献すること)です。
何をすべきか
- ファネルの設計: SEOコンテンツを、ユーザーの検討段階(認知→興味・関心→比較・検討)に合わせて用意します。
- CV(コンバージョン)設計: 記事を読んだユーザーに、次にとってほしい行動(例:関連資料のダウンロード、セミナー申込、問い合わせ)への導線を明確に設置します。
- 他施策との連携: SEOで獲得したリード情報をMA(マーケティングオートメーション)ツールと連携させ、メルマガなどで継続的に育成(ナーチャリング)する仕組みを構築します。
外注先との役割分担
- 外注先(パートナー):
- SEO単体の成果(順位や流入数)だけでなく、その先のCVR(転換率)や商談化まで見据えたキーワード戦略・コンテンツ戦略を提案できること。
- 広告(リスティング広告とのキーワード棲み分け)やMAなど、貴社の他のマーケティング施策との連携を考慮した提案ができること。
- 自社(貴社):
- KGI/KPI(最終的なビジネスゴール)をパートナーと明確に共有すること。
SEO施策を「点」で評価するのではなく、マーケティング戦略全体の「線」の中でどう機能させるかを提案・実行できるパートナーかどうかが、見極めのポイントです。
【新しい戦略4】AI(SGE)と共存するコンテンツ戦略
- 【古いSEO】: 検索エンジン(ロボット)向けのコンテンツ作成
- 【新しいSEO】: 「AI」と「人間(ユーザー)」の両方に最適化されたコンテンツ作成
SGE(AIによる回答)の登場は脅威であると同時に、チャンスでもあります。AIの回答に「情報源」として引用されれば、これ以上ない露出(ブランディング)になるからです。
何をすべきか
- AIが要約しやすい構成: 記事の冒頭で「結論(答え)」を明確に提示し、見出し(H2, H3)を使って論理的に構成します。これはAIが情報を参照しやすくするためです。
- AIには生成できない独自情報の付加: 「理由2」や「理由4」で述べた通り、「貴社独自の経験・事例・見解」を豊富に盛り込みます。
- 構造化データの実装: 記事の内容(例:Q&A、著者情報、イベント情報など)を検索エンジン(とAI)が正しく理解できるよう、専門的なタグ付け(スキーママークアップ)を行います。
外注先との役割分担
- 外注先(パートナー):
- SGEやAIの最新動向を常にウォッチし、それに合わせたコンテンツフォーマットを提案できること。
- 構造化データの実装など、AIに「引用」されやすくなるための技術的施策を提案・実行できること。
- 自社(貴社):
- AIには作れない「独自情報」を提供すること。
AIが答えられる「事実」だけのコンテンツは、AIに要約されて終わりです。AIが要約した上で「さらに詳しくは(貴社の)サイトへ」と誘導されるような、独自価値のあるコンテンツ作りをパートナーと共に行う必要があります。
SEOならデジタルドロップへ

ここまでお読みいただき、AI時代のSEOは「オワコン」ではなく、貴社のビジネスを中長期的に支える「資産」へと進化していることをご理解いただけたかと思います。
しかし、SGEへの対応、E-E-A-Tの確立、テクニカルSEOの高度化、そしてMAや広告施策との連携…。これら「新しいSEO」戦略を、多忙なマーケティング業務と並行しながら自社リソースだけで推進していくことに、難しさを感じていらっしゃるのではないでしょうか。
私たちデジタルドロップは、まさにそのような課題を持つBtoB企業の皆様の「ビジネスパートナー」です。
デジタルドロップが目指すのは、検索順位という「点」の成果ではなく、貴社の売上と利益に貢献するという「ゴール」の共有です。貴社内に眠る専門性や独自の価値(=E-E-A-Tの源泉)を、私たちが持つ最新のSEO知見と技術で「最適なデジタルコンテンツ」へと昇華させます。
「何から相談すればいいか分からない」 「AI時代のSEOに、どうアプローチすべきか戦略を立ててほしい」 「現在の外注先では成果が見えない」
このような漠然とした不安や課題をお持ちの段階でも構いません。貴社のマーケティングチームの一員として、私たちデジタルドロップにぜひお任せください。まずはお気軽にご相談いただければ幸いです。
お問い合わせはこちらよくあるご質問(Q&A)
最後に、ここまで読んでもなお残るであろう、SEOに関する素朴な疑問について、プロの視点から端的にお答えします。
今からSEO対策を始めて、成果が出る(売上につながる)まで、どれくらいの期間と予算を見込むべきですか?
業界や競合の強さによりますが、BtoB領域では最低でも6ヶ月~1年の中長期的な視点が必要です。SEOは広告と異なり、コンテンツという「資産」を構築する活動だからです。予算は、記事制作の本数やテクニカルSEO(サイト改修)の範囲によって変動します。
重要なのは、短期的な順位変動に一喜一憂せず、中長期的なリード獲得基盤を作る「投資」として捉え、パートナー企業とKGI(最終目標)を握ることです。
SEOは時間がかかるなら、即効性のあるリスティング広告(PPC)だけにお金をかけた方が合理的ではありませんか?
併用が最も合理的です。両者は役割が全く異なります。広告は「今すぐ客」に即効性がありますが、費用を止めれば流入も止まります。
SEOは「これから客(潜在層)」を育て、中長期的に広告費なしで流入し続ける「資産」を作ります。広告依存はCPA高騰リスクを伴います。持続可能な集客基盤を築くためにも、SEOへの投資は不可欠と言えます。
AI(ChatGPTなど)でコンテンツを量産すれば、SEOは楽になりますか? Googleからペナルティを受けませんか?
Googleは「AI製か人間製か」ではなく、「コンテンツがユーザーに価値を提供しているか」で評価します。AIを「アシスタント」として活用し、高品質な記事作成を効率化するのは有効です。
しかし、AIが生成したままの薄い内容や誤情報を含む記事を「量産」するだけでは、低品質と判断され評価されません。AIには作れない、貴社独自の「経験(E-E-A-T)」を盛り込むことが鍵です。
BtoBマーケティングにおいて、SEOとSNS(XやLinkedInなど)は、結局どちらを優先すべきですか?
優先順位は戦略によりますが、両者は補完関係にあります。SEOは「能動的に課題を検索する」層に届ける「ストック型(資産)」の施策です。SNSは「受動的に情報に触れる」層への「拡散」と「コミュニティ形成」に強い「フロー型」の施策です。最も効果的なのは、SEOで作成した専門性の高い資産(記事)を、SNSで拡散・補完する「連携戦略」です。
SGE(AIによる検索結果の要約)に自社サイトの情報が引用されず、競合ばかり出てきます。どう対策すれば良いですか?
SGEは「信頼でき、分かりやすい情報源」を優先して引用します。競合が引用されている場合、貴社サイトより「AIにとって理解しやすい」と判断されている可能性があります。
対策としては、
- E-E-A-T(特に貴社独自の経験・専門性)をコンテンツに明記する
- 結論ファーストで論理的な記事構成にする
- 構造化データでAIに内容を正確に伝える
といった地道な品質改善が重要です。
「新しいSEO」に対応できる、本当に信頼できる外注先(SEO会社)は、どうやって見分ければよいですか?
以下の3点を確認してください。
- 「順位保証」を謳わず、「ビジネス成果(リード獲得やCVR改善)」をゴールに設定できるか。
- 貴社の「専門性(E-E-A-T)」を引き出す協業体制を提案できるか(丸投げを推奨しないか)。
- テクニカルSEOやSGEの動向など、最新の変化にキャッチアップし、具体的な施策に落とし込める実績と知見があるか。
すでにGoogleのアップデートで順位が大幅に下落しました。ここから立て直しは「オワコン」並みに難しいですか?
決して「オワコン」ではありません。むしろ、本質的なSEOに切り替えるチャンスです。下落の理由は、Googleが目指す「ユーザーファースト」や「E-E-A-T重視」の方針と、貴社サイトの現状に「ズレ」が生じたためです。
テクニックに頼っていた部分やコンテンツの質、UX(サイトの使いやすさ)を徹底的に見直すことで、回復は十分可能です。正しい原因分析と対処が鍵となります。
SEOはオワコンではないまとめ
本記事では、「SEOオワコン説」が再燃する背景から、AI時代にSEOがなぜ重要であり続けるのか、そして今後どのような戦略を取るべきかについて解説してきました。
ポイントを整理します。
- 「オワコン」説は誤解: AI(SGE)の登場やチャネル多様化が背景にあるが、それはSEOの「終わり」ではなく「変化」の兆候である。
- SEOの価値は向上: AIも「信頼できる情報源」を必要とし、Cookieレス時代にSEOは「資産」となる。BtoBの「能動的な検索」ニーズはなくならない。
- 「古いSEO」は終わった: 小手先のテクニックは通用しない。
- 「新しいSEO」へ: 今後取り組むべきは、「E-E-A-T(特に経験)」の確立、UXと技術基盤の最適化、マーケティング戦略全体との連携、AIとの共存である。
SEOは決してオワコンではありません。むしろ、AIという新しいテクノロジーと共存し、貴社のビジネスを中長期的に支える、最も強力なマーケティング基盤の一つであり続けます。
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